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グラップラー刃牙シリーズのあらすじ
グラップラー刃牙の基礎知識

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20年近く連載されている「グラップラー刃牙」シリーズは、「地下闘技場編」から始まる。

単行本では「グラップラー刃牙」1巻~8巻までに当たる。

この時、主人公の範馬刃牙は17歳。

徳川光圀の子孫、徳川光成が東京ドームの地下に作った秘密の「地下闘技場」で開催されるルールなしの試合のチャンピオンだ。

刃牙が地下闘技場で戦い続ける理由は、父である地上最強の生物・範馬勇次郎と戦うため。

物語は、範馬刃牙が、神心会館という空手のオープントーナメントに参戦する場面から始まる。

刃牙がこの大会に参戦したのは、刃牙が地下闘技場で空手家の鎬昂昇(しのぎ・こうしょう)と戦うことになったため「空手を知るため」という理由からだった。

神心会館の館長は、地下闘技場のOBでもある愚地独歩(おろち・どっぽ)。

刃牙はこの「地下闘技場編」では、神心会館の末堂厚、空手家の鎬昂昇、プロレスラーのマウント斗羽、鎬昂昇の兄で凄腕の医師でもある鎬紅葉(しのぎ・くれは)らと対戦する。

マウント斗羽戦後に、刃牙の父「地上最強の生物」範馬勇次郎が登場。

過去に飲み屋で勇次郎に秒殺されたことのある愚地独歩が勇次郎へのリベンジのため対戦を申し出る。

刃牙は、独歩では勇次郎に勝てないと、対戦を避けるよう勧めるが、神心会館で独歩と手合わせした結果、最終的には「あなたなら父に勝てるかも知れない」と対戦を認めた。

この範馬勇次郎と愚地独歩の対戦は、グラップラー刃牙シリーズの中でもかなりの名勝負と言えるだろう。

この地下闘技場編には、その後の試合で「解説役」として活躍する本部以蔵や、加藤清澄ら、「グラップラー刃牙」シリーズの重要人物も登場する。

是非読んでおきたい物語の導入部分である。
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グラップラー刃牙」の9巻から20巻までは「幼年編」と呼ばれ、範馬刃牙13歳から15歳までが描かれる。

東京ドーム地下闘技場で父・範馬勇次郎と愚地独歩の凄絶な戦いを見て、自らも鎬紅葉と戦った後、富士の青木が原の樹海の巨木(刃牙は「長老」と呼んでいる)の下で刃牙が過去を振り返る、という長い長い回想シーンだ。

13歳の刃牙は、母・朱沢江珠(あけざわ・えみ)が招いた超一流のコーチ達の指導でトレーニングをしている。

母は範馬勇次郎を喜ばせるために刃牙を強くしようとしていたのだった。

刃牙は不良100人を相手に喧嘩をしたり、校内の体育会系の選手達を相手にスパーリングをして圧倒的な強さを見せる。

だが、ボクシングの世界王者、ユリー・チャコフスキーとの対戦でKOされてしまい、それまでのトレーニングに疑問を感じた刃牙は、一人山に篭る。

そこで「夜叉猿」という巨大な霊長類との戦いに挑み、エンドルフィンを自在に操る術を身につけ、更に強くなる。

山を降りた刃牙は、日本一の喧嘩師・花山薫と戦った。

花山薫との戦いの直後、父・範馬勇次郎が現れ、傷ついた花山薫を更に痛めつけてしまうのを見て、刃牙は父親と自分が戦いに求めるものの違いをはっきりと認識した。

父親を超える強さを身につけるため、自衛隊特殊部隊の傭兵ガイアと戦い、ついに物語前半のクライマックスである父・範馬勇次郎と刃牙の戦いになだれ込む。

どんなに刃牙が強くても、13歳という年齢で「地上最強の生物」と呼ばれる父親に戦いを挑むのは、いくらなんでも早すぎると思うのだが・・・。

勇次郎に叩きのめされ、愛する母親も失った刃牙が更に強くなるために世界中を回り、そして最強を目指すのなら東京へ行け、と言われて、徳川光成邸に乗り込み、地下闘技場への参戦を直訴するところで「幼年編」は終わる。

グラップラー刃牙」幼年編は、父親との関係、花山薫との絆などが描かれた重要な編である。
グラップラー刃牙」21巻から42巻までは、「最大トーナメント編」と呼ばれている。

「最大トーナメント」とは、徳川光成が地下闘技場で開催した、地上最強を決めるためのトーナメントだ。

大会のネーミングはイケてないのは、「グラップラー刃牙」シリーズではよくあることなので気にしないように。

出場選手は、範馬刃牙、神心会館館長の愚地独歩、その養子の愚地克己、渋川流柔術の渋川剛気、中国拳法の烈海王、プロレスの猪狩完至(アントニオ猪狩)、ボクシング世界ヘビー級チャンピオンのアイアン・マイケル、幼年編より更に強くなった花山薫、謎のピットファイター、ジャック・ハンマー、暴走族の柴千春など。

リザーバーとして、「地下闘技場編」で登場したマウント斗羽も参戦。

このグラップラー刃牙「最大トーナメント編」は、漫画史上他に類を見ないほど、さまざまなジャンルのファイターたちの戦いを描いている。

これらのファイターたちのトーナメント全試合を21冊かけて描いているのだが、途中で「地上最強の生物」範馬勇次郎の乱入あり、ジャック・ハンマーと勇次郎、刃牙との因縁なども描かれている。

試合中には、1巻から登場する本部以蔵の解説が大活躍する。

名勝負は数多いが、私が個人的に好きなのは試合は、次の試合だ。

・渋川剛気vs愚地独歩

 武道の達人同士の試合。これらの登場人物のモデルになった実在の武術家が戦ったらどうなるのだろう?という夢を見させてくれる。

・愚地克己vs花山薫

 「空手会のリーサルウェポン」と呼ばれる愚地克己と、一切の格闘技を学ばず持って生まれた強さだけでのし上がった花山薫との一戦。
 果たして勝つのは「力」か?「技」か?

・アイアン・マイケルvs柴千春

 世界ヘビー級チャンピオンと暴走族という異色の対決。東京とニューヨークの喧嘩小僧の戦い。

これらの戦いに勝ち抜き、優勝するのは一体誰なのか?

グラップラー刃牙」最大トーナメント編、格闘技好き、格闘マンガ好きなら必読である。
グラップラー刃牙」最大トーナメント編の後は、タイトルが「バキ」に変わり、最凶死刑囚編が始まる。

スペック、ドリアン、ドイル、シコルスキー、柳龍光という最強にして最凶の5人の死刑囚たちが、「敗北を知りたい」と言い残して脱獄し、東京へやって来たのだ。

徳川光成の計らいで、範馬刃牙、愚地独歩、渋川剛気、烈海王、花山薫という最大トーナメント出場者のうち特に「実戦」向きの5人と、最凶死刑囚5人の戦いが始まる。

5対5の戦いと言いつつも、範馬勇次郎、鎬昴昇、ジャック・ハンマー、愚地克己らが乱入したり、途中からビスケット・オリバという新キャラも登場して物語をひっかきまわす。

グラップラー刃牙」が主に格闘技の戦いを扱っていたのに対し、「バキ」最凶死刑囚編では暴力との戦いが描かれている。

果たして、武道・武術・格闘技は、暴力にどこまで通用するのか!?

死刑囚編で、柳龍光の「毒手」に侵された刃牙は、烈海王により、海王の中の海王、「海皇」を決めるためのトーナメント「大擂台賽」に参加することになる。

ここから「バキ大擂台賽編」が始まる。

ゲスト参加した「海王」以外のメンバーは、範馬刃牙の他、範馬勇次郎、ビスケット・オリバ、そして「神の子」マホメド・アライ・Jr。

この戦いも当初はトーナメントのはずだったのだが、最終的には中国の海王vsそれ以外の戦いになってしまう。

146歳の郭海皇(かく・かいおう)や龍書文(ろん・しょぶん)、日本の寂海王(じゃく・かいおう)など、魅力的な新キャラも登場する。

寂海王vs烈海王、郭海皇vs範馬勇次郎、ビスケット・オリバvs龍書文以外の戦いはあっさりし過ぎているように感じるが、郭海皇vs範馬勇次郎の戦いはかなり読み応えがあった。

中国から帰国した刃牙は、マホメド・アライ・Jrに対戦を直訴され、「神の子激突編」が始まる。

マホメド・アライ・Jrが渋川剛気、愚地独歩、ジャック・ハンマーら、刃牙の世界でも最強の部類に入るファイターたちと戦う場面には興奮した。

範馬刃牙とマホメド・アライ・Jrとの戦いは拍子抜けだったが・・・。

この試合の後、連載のタイトルは「範馬刃牙」に変わり、いよいよ範馬刃牙vs範馬勇次郎の最後の戦いが始まる、と思ったものだが。

最後の戦いまでにはまだまだ長い道のりが必要だった・・・。
範馬刃牙とマホメド・アライ・Jrの戦いの後、「バキ」は終了し、「範馬刃牙」が始まる。

もう父親・範馬勇次郎と戦うしかない!!はずだったのだが・・・。

範馬刃牙」で、刃牙は父親と戦うための練習相手として、想像力を駆使して巨大カマキリを呼び寄せる。

刃牙は、「グラップラー刃牙」最大トーナメント編の烈海王戦の前から、ファンの間で「リアル・シャドー」と呼ばれる能力を使うようになった。

強くイメージすることで、対戦相手が実在するかのように戦う技術(?)である。

リアル・シャドー中に対戦相手に攻撃されると実際にダメージを受けるなど、刃牙の想像力(妄想力?)は常人の想像をはるかに超えている。

刃牙が巨大カマキリと戦ったことを聞いた父・範馬勇次郎は笑いを抑えきれない。

バキシリーズには独特な擬音が使われることが多いが、この時の範馬勇次郎の笑い声「エフッ!エフッ!」は、体の奥底から湧き上がってくるおかしさが表現された傑作擬音の一つだろう。

カマキリとの戦いの後は、アメリカの刑務所に入り、「アンチェイン」ことビスケット・オリバと戦う。

わざわざアメリカで収監されるために罪を犯さなくても、想像でビスケット・オリバと戦えばいいのに・・・。

アメリカ刑務所編では、純・ゲバルというチェ・ゲバラっぽいキャラも登場するが、期待を煽った割には活躍しなかった。

アメリカから戻った後は、岩塩層から蘇った古代人ピクルを巡る戦いが始まる。

ピクルと戦ったのは烈海王、愚地克己、ジャック・ハンマー、範馬刃牙。

なぜこんなに魅力的なキャラクター(刃牙以外)をピクルと戦わせるのか、読んでいて辛かった。

2010年6月現在では、徳川光成に病気が発見されたり、烈海王がボクシングをしたり、渋川剛気や愚地独歩が街で暴れたり、範馬勇次郎が雷に直撃されたり(もちろんダメージなし)、今後物語がどういう方向に進んでいくのか想像もつかない。

グラップラー刃牙シリーズの作者・板垣恵介先生の名言「予想は裏切り、期待は裏切らない」の言葉通りの展開になってほしいものだ。

その後間もなく範馬勇次郎と範馬刃牙の親子喧嘩が始まり、2012年8月、結局ボクシング挑戦中の烈海王をアメリカに置き去りにしたまま最終回を迎えてしまった・・・。

今後もシリーズは継続するらしいが、勇次郎と刃牙が強くなりすぎた今、どんなテーマで続くんだろうな・・・。

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プロフィール
HN:
ユリー
性別:
男性
自己紹介:
好きなキャラは範馬勇次郎、渋川剛気、ユリー・チャコフスキー。
統一性がないなあ。
「バキ」から読み始め、「グラップラー刃牙」全巻を購入。
現在は週間少年チャンピオンで「範馬刃牙」を毎週愛読中。
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